顎関節症

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顎関節症について

顎関節症という病気をご存知でしょうか?
具体的な症状としては【口を開けるときに側頭部や耳の前あたりが痛む】【口を大きく開けられない】【口を開け閉めする際に関節音といってカクッ、ゴキッっと音がする】といった症状があります。患者様によっては、肩こりや偏頭痛があるという方もいらっしゃいます。
症状が一時的な場合や音のみの場合には、基本的に治療は不要というのが前提です。
好発する年齢や性別は、女性で尚且 20~40 代が多い傾向があります。
顎関節症の不安があり、以下の症状がある場合は歯科医師の診断を受けることをお勧めします。
  • ① 口を開け閉めする際に痛みがある。
  • ② 症状が 1 週間以上継続している。
当院では問診や顎関節や筋肉、口腔内を診察し場合によってはレントゲン撮影により顎関節の状態を確認します。

顎関節症を引き起こす原因とは

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顎関節症は1つの原因によって起こるのではなく、複数の原因によって顎関節や筋肉に負荷がかかって起こると考えられています。
顎関節症を引き起こす要素と考えられているのは、以下の通りです。
  • 1. 咬み合わせが不適
  • 2. 顎関節や筋肉の構造
  • 3. 習癖(食いしばり、頬杖、電話、寝方、歯ぎしり、歯列接触癖)
  • 4. 楽器(吹奏楽、弦楽器)
  • 5. コンタクトスポーツ(ラグビー、アメリカンフットボール、総合格闘技など)
  • 6. ストレス
顎関節を治療する場合には、考えられる要因をまずは除去することから始まります。

TCH(歯列接触癖)について

TCH(歯列接触癖)について
顎関節症を疑う患者様の多くには、歯列接触癖(TCH:Tooth Contacting Habit)という習慣あるといわれています。通常、人間は唇を閉じた状態でリラックスしていると、上下の歯と歯の間には数ミリの空隙があり上下の歯が接触していません。顎関節疑いの患者様にリラックスした状態で唇を閉じてもらい、上下の歯が咬み合っているかを質問すると多くの場合、上下の歯が接触しているとの回答があります。この習癖は、顎関節や筋肉に常時負担を与えることから炎症が起こりやすいのです。

そのため、顎関節症の治療の第一選択としてはTCHの癖を除去することから始まります。
テレビを見ているとき、作業中など気が付いた時には、必ず上下の歯が接触していない状態に意識的にすることで、多くの患者様の症状が軽減することが分かっています。

顎関節症は早めの治療が重要です

顎関節症は早めの治療が重要です
顎関節は、食事や会話など日常生活の中で多くの負荷がかかる関節です。そのため、顎関節症を悪化し関節や筋肉に炎症が起きても安静にすることは難しいのが現状です。顎関節症についてご不安やご質問がある場合には、まずはお気軽にご相談ください。日々の生活習慣を見直すだけでも大きな改善がみられることがあります。

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